ワンドの4のキーワード
ワンドの4は、Completion(コンプリション)、完成と呼ばれます。
何かが終わる。たまっていたことが完結する。より大きな目的のために、
何かを手放すことになる。などの状況が考えられます。
ワンド( 創造性 )×4( 安定 )= Completion( 完成 )
創造性の発揮が落ち着いて安定してくると、完成に近づく。
イメージストーリー
ためていたマンガを最後まで読み終わる。
計画は完璧にできたので、あとは実行あるのみ。
考えることを手放して、行動の時期に入る。
修正や手直しをあきらめて、完了させる。
シンボル解説
トートタロットのワンドの4には、占星術マークでいうと、おひつじ座の金星が描かれています。
金星( 快楽 )× おひつじ座( 創造性 )=Completion( 完成 )
創造の作業が快楽になると、何かが完成の形に近づいていく。
日本の伝承(神話・昔話・伝説)で例えるなら?
完成ということで、鶴の恩返しで反物が完成するところ、などもありかもしれません。
完成した瞬間から終わりのはじまりになる、といういい例な話ですが。
神武天皇の船団が九州から東方にむけて進もうとしているシーンとか。
その他
トートの書の解説には
「カードにある、棒の両端は環に触れており、根源の仕事の完成と限界を示している。」(トートの書P195)
とあります。
何かを完成させるということは限界を定めるということでもあります。
「ならばよし。」とどこかで諦めない限り、物事は完成はしません。
そういう意味では何かを完成させるためには思い切りと優しさの両方が必要です。
恋愛
最後に、「恋人・パートナーとの出会いに悩んでいる」人に向けた恋愛トークでの「ワンドの4=完成」の参考例を。
ポジティブにとれば「細かいことは無視すると、好みの相手と仲良くなれる」といった展開です。ネガティブにとれば「小さな違和感を無視すると、あとでトラブルがおきる」という展開になります。
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通信講座・教材
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参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ), 易経 ビギナーズ・クラシックス(三浦 國雄) The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。