ソードの2の意味　 Peace　平和 – トートタロット –

ソードの2のキーワード

ソードの２は、Peace（ピース）、平和と呼ばれます。

平和というのは、戦いがない状態のことです。それだけではなく
「ルール」や「秩序」が存在しているということでもあります。

問題は、その秩序が「特定の人にだけ有利なルール」なのかということです。
不公平なルールが存在するなら、当然、戦いの火種が隠れていることになります。

ソード（理性）×2（高揚）= Peace（平和）

理性のエネルギーが高まった状態を「平和」と呼ぶ、という感じで。

>>スートと数字のイメージ・意味は、こちらを参照

イメージストーリー

巫女さんが今朝も神社の境内を掃除している。爽やかな朝の時間だ。

家の片付け終わった、綺麗になって平和だ。

いらなくなった人間関係を手放した。気持ちが晴れやかになった。

相手は理性的だから手を出してこないだろう、と信頼関係ができている二人のゴットファーザー。

楽しそうにトランプや恋愛の駆け引きを楽しんでいるカップル。

シンボル解説

トートタロットのソードの2には、占星術マークでいうと、てんびん座の月が描かれています。

月（無意識世界）×　てんびん座（均衡）＝Peace（平和で安定した日々）

無意識や集合無意識やアラヤシキがバランスを保って安定してくれば、平和が訪れるということで。

>>12星座と10惑星の意味は、こちらを参照

日本の伝承（神話・昔話・伝説）で例えるなら？

源氏物語の恋の駆け引きのような、王朝時代の平和な恋愛話などもよいかもしれません。

その他

クロウリーによるとこのカードに描かれている剣と剣の交差するポイントには「青い薔薇」が描かれているようです。薔薇ならもう少し写実的にするか、もう少し象徴的にしたほうが美しくなりそうな気もしますが、一応公式設定としてはローズだそうです。

この絵が描かれた当時、blue rose は、現実世界には存在しませんでした。が、サントリーが2004年に青いバラの開発に成功しました。現在では日比谷花壇などの花屋さんでふつうに買えます。

といっても、サントリーのブルーローズは、実際にはこんな感じで薄紫に近い色です。染めたバラのほうがまさに青という色には見えます。

赤いバラは気分を高揚させる感じがしますが、青いバラは落ち着いた平和な雰囲気をかもしだすのかもしれません。

恋愛

最後に、「恋人・パートナー絶賛募集中」な人に向けた恋愛トークでの「ソードの2＝Peace」の参考例を。

ポジティブにとれば「男女の違いを認めてあげることで、友達以上恋人未満になれる」というストーリーです。ネガティブにとれば「友達として仲良くなってしまって、恋愛に発展しにくくなる」というストーリーにもなります。