同じ質問を占い結果が気に入らないからといって、短期間に2回するのはなしです。古くは易経でも「再占すればケガる」ということは言われております。同じことを何度も占うというのは、ゲームとしてではなく占いを使う場合は数千年前からの禁則事項(タブー)です。
占いの結果というのもを、「尊敬する友人からきいたもの」として扱ってみるとわかりやすくなると思います。「意見をきいておきながら、自分が気に入ることを言うまで、何度でも言い直させる」というのは尊敬する友人に対する態度としては、やや敬いをかいている態度かと思います。
ただ、結果が気にいらない時に実際できることは色々ありますので5つ紹介しておきます。
1.占いなんか関係ない、として採用しない
尊敬する友人の助言として「こうなるから、こうしたほうがいい」と言われたとします。この助言を採用するかしないかは自分なので、実際には採用するしないは言われた人の自由です。そもそも未来は常に変動していますので、絶対当たる未来予測というものは存在しません。
占いをつかう場合は、「占い結果を採用しない」という選択肢を持っていることを忘れてはいけません。この場合、「そのことはもう占わない。」「占いに意見を聞かない」ことが大切です。
2.質問の前提や角度を変えて、もう一度聞く
実は違う質問ならしてもいいので、質問の角度を変えてみてください。
例えば
「この仕事はうまくいくでしょうか?」
ではなく
「この仕事をうまくいかせたいです。そのためには、なにができるでしょうか? 」
といった具合に聞き方を変えるのが一つのコツです。
お仕事や恋愛は相手があることなので、必ずしも100戦して100勝というわけにはいきませんが、「どうなりますか?」と聞くよりは「どうしたらなんとかできますか?」と聞くほうが、納得感のあるアドバイスは得やすいでしょう。
3.日を改めてもう一度聞く
状況が変われば、結果も変わりますので、これはありです。
ただ、前提が変わってない状態で聞きまくっても、同じ結果しか出てきませんので、そこは注意してください。ごくまれに、「ほしい結果を言ってくれる人に当たるまで、いろんな占い師さんを渡りあるく」ということをやってしまう人がいます。気持ちはわかりますが、お金の無駄ですのでやめたほうがいいでしょう。
少しでいいので、実際に何かやってみると、また状況が変わることはよくあるので、その時点で、また聞いてみるというのは1つの方法です。
たとえば、学校時代の恋愛でクラスに好きな人がいたとして、「声もかけたことがない」という状態から「挨拶くらいしたことがある」という状態に変われば、状況が変わったと言えますので、そこでまた聞いてみるのもありです。
4.占いではなく祈祷などをする
「こうなってほしい」という結果が決まっているのであれば、実は「どうなりますか?」という占いをすること自体が不要な手順です。
神頼みでも仏頼みでもいいので「絶対なんとかなる」ように神様仏様に応援をお願いするのがいい方法の1つです。
寺社などだと数千円も出せば「良縁成就」でも「心願成就」でもお願いごとをお祈りしてくれることが多いです。祈祷やおまじないのほうが「ほしい結果」が決まっている時には有益だと思います。同じ数千円をスピリチュアルなことに使うのなら、占いに使うより、祈祷やヒーリングや風水などに投資するほうが合理的です。
神々も応援してくれてるという気分になると、不安感が和らぎます。
個人的なお願いの祈祷をうけてくれるかどうかは宗教施設によって事情が違うとは思いますが、自分にとってちょうどいい信仰を持つことが重要という話です。日本教でもユダヤ教でもなんでもいいのですが、信仰というものは意外とパワフルに作用します。
また、祈祷ではなく占いの形式でやりたい場合は、結果を「大吉。必ずうまくいきます。」だけにしてもらったくじを作ってもらって、それを引く、といった方法もあります。
これははじめから巫女なり占い師なりに、「景気づけなので、大吉しかでない占いをやってください。」と最初の段階ではっきり依頼しましょう。相手によっては断られますが、関係性ができてる相手ならやってくれる人ならやってくれる可能性があります。実は戦国武将なども行っていた方法です。
(質問者の態度から気配を読んで頼まなくても何が出てもポジティブなことしか言わないということをやってくれる親切な占い師さんもいます。ただ、これがやりたい場合は最初からはっきり口に出して依頼したほうがいいと思います)
5.失敗は覚悟して、とにかく少しやってみる
あとは、「手を動かしてみたら、意外となんとかなる」ということはありますので、とにかく死なない程度にやりたいようにやってみることも大事です。やってみることで、流れが変わる場合があります。
失敗したくないというのは誰でも感じる話ですが、目の前であえて失敗を経験することが、1年後の大成功につながる場合もあります。
「(占いでも助言でも)外野の意見は無視して、やりたいようにやる勇気」
というのが最後には一番大切です。
これは、占いに限らず、コーチングでもなんでも、他人の助言やアドバイスなどの扱い方一般に言えることですが「(大事なことに関して)最後に決めるのは自分しかいない」ということを手放してしまうと、非常に長い悪循環(負のループ)にはまります。