キーワード
15 悪魔(The Devil) アイン(Ayin) 磨羯宮(やぎ座) 冬至
意味 現実化の力 野望 受容と創造 望むこと etc
キーワード解説
ヘブライ文字ののアインは、目を意味し、アルファベットのO(オー)の起源となる文字のひとつです。(OpticのO OrganicのO オプティフリーのオ )数字の15は、数秘的には15=1+5=6で、天地の調和、道徳と経済のバランスなどを象徴します。
やぎ座(磨羯宮)は、ギリシャ神話では牧神パーン(牧畜の神)です。占星術的な性質は、思慮深さ、几帳面さ、控え目など。キーワードは”我は用いる”。冬の最初の星座(宮)で性質はCOOL&DRY、地の星座に分類されます。
イメージ
おおまかなイメージは、”夢と妄想は紙一重。”です。
すべての妄想は、実現したとたん美しい理想にかわります。が、実現しない限り、第三者からは、妄想よばわりされます。発明家は、発明に成功するまでは、第三者から見ればただの狂人です。しかし、成功して社会的に評価されれば、とたんに偉人扱いになります。大学受験にむけて浪人している受験生は、浪人中は、さんざんな扱いを受けます。ところが、合格したとたんに、昨日までと180度違う栄誉ある扱いをうけます。
なので、誰かの話が妄想に見えたからといって、反射的に馬鹿にしてはいけませんし、反対に素晴らしい夢物語に聞こえたからといって、反射的に賞賛してはいけません。
自分の欲望や夢も、真実望んでいることなのかどうかは時には考えるべきです。真実の望みであれば(自分の意識と無意識とが一致して望んでいれば)、宇宙は勝手に味方してくれます。
また、自分や第三者の使う”現実的”という言葉は常に疑う必要があります。なぜなら、現実的というのは、過去にもとづく考え方だからです。ところが、実際の現実は常に変化するものです。
例えば、科学技術は常に進化を続けています。”一般家庭でもPCさえあればTV電話が世界中とできる” これは、たかが50年前には妄想やSFの世界の話でした。いまやこの夢物語は当たり前の事実に変わっています。(Skypeさえあれば世界中と無料で電話ができます。)
同じように、昨日までの不可能は、今日からの当たり前、になることはありえます。
片方の目で過去の現実を観察し、もう片方の目でしっかりと未来の現実を受け入れましょう。多くの人は、幸せがそこまできているのに受け取れずにいます。これは過去からの思い込みのせいで、変化という未来を受容できないからです。
このカードが現れる時は、”(自分の)過去にしばられていないか?”というのもキーワードになります。意外にくだらないことに縛られてしまっていたりするものです。
コメント
個人的には社長さんカードだと思ってます。このカードは不可能を現実にする力も象徴するからです。たとえるなら、アップルのスティーブ・ジョブズのような非常に優れた経営者を象徴します。ちなみに、”スティーブの現実歪曲空間”という言葉が一部では有名です。(笑)
日本企業がi-podやi-padを作れなかったのは、技術が圧倒的に不足していたわけではなく、保守的になりすぎていたからでしょう。あとは、無駄に集団指導体制を好む風土もマイナスに作用しているように思います。
物事は、立案段階では、衆知(色んな人の知恵)を利用すべきですが、実行段階では、独裁(一人の人が全てを決めること)が必要不可欠です。
i-podの大成功の大きな要因の一つは、スティーブ・ジョブズ(アップルCEO 創業者)の独裁にあります。彼のこだわりが細部にまで反映されているからこそ、i-podはあれだけのクオリティーを持ったのです。話し合いだ民主主義だなんて言ってたら、あれだけの製品は生まれなかったでしょう。
レベルを日常に下げて話をするなら、飲み会のお店選びひとつとっても、幹事役の人が独断で決めなければ永遠に決まりません。
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※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。