ディスクの7の意味　 Failure　失敗 – トートタロット –

ディスクの7のキーワード

ディスクの7は、Failure（フェイリアー）、失敗と呼ばれます。

単純に辛いカードです。ただ、失敗というのは成功への必要な
ステップでもあります。

失敗に学ぶことさえできれば、失敗というものは成功の種になります。

ディスク（ 経済 ）× 7（ 精神性 ）= Failure（失敗）

「７」は「神秘性・精神性」のイメージです。天下泰平とか宇宙平和みたいな。

高い志をビジネスの世界に持ち込むと、最初は必ず失敗しますということで。

（論語とソロバンをモットーにしていた実業家みたいに成功例もあります）

>>スートと数字のイメージ・意味は、こちらを参照

イメージストーリー

なにかをやってみて失敗した。
新しいことにチャレンジして落ち込んだ。
彼氏や彼女に何かを提案してふられた。
植物を植えてみたら、枯らしてしまった。
新しいビジネスを立ち上げたら、赤字が膨らみすぎた。

全力でやってみたはいいけど、うまくいってないみたいな段階です。

シンボル解説

トートタロットのディスクの７には、占星術マークでいうと、おうし座の土星が描かれています。

土星（ 時間 ）× おうし座（ 重厚 ）＝Failure（失敗）

どんな重厚な建物も時間がたてばいつかは風化して崩壊していきます。

天下一だった秀吉の大坂城も、大砲が進化したら砲撃には弱い存在になってしまっていました。
でも、そういうのを失敗として恐れていたら何も作れません、ということで。

>>12星座と10惑星の意味は、こちらを参照

日本の伝承（神話・昔話・伝説）で例えるなら？

酒呑童子の話、人間を信じて騙されて失敗する鬼神の話などがよいでしょう。

その他

このカードの円盤の並びは、土占術という占いでは「最凶」を意味するそうです。

「円盤そのものは土星の重苦しい円盤である。それらは悪銭を暗示する」
（トートの書P217）

ともクロウリーは書いてます。

悪銭、つまり、投資が無駄になるという暗示でもあります。

ただ、ある程度は失敗させないと成長できないので、むしろ失敗から学習する
ために早めに失敗経験を積ませることのほうが大事になるのかもしれません。

子供のうちに色々と小さく失敗させておけば、大人になってから楽だよね、みたいな話です。

恋愛

最後に、「恋人・パートナーとの関係性に悩んでいる」人に向けた恋愛トークでの「ディスクの7＝失敗」の参考例を。

ポジティブにとれば「相手と何度もケンカしてしまうことで、だんだんお互いの嫌なことを許容できる深い関係性になれる」といった展開です。ネガティブにとれば「ずっと遠慮していたら、ケンカは避けられるけど仲良くもなれない」という展開になります。

仲良くなりたいなら、泣くことや泣かせることを恐れすぎないようにということです。