ソードの3のキーワード
ソードの3は、Sorrow(ソーロー)、悲しみと呼ばれます。
物事を作り出す時には、悲しみが伴います。1つの完成品の陰には
無数の没になったアイディアや未完成品があるものです。
髪を洗えば髪の毛は抜けます。といってそれを悲しんでシャンプーをしない
わけにもいかないでしょうというのと、似たような話かもしれません。
ソード(攻撃力)×3(生み出す)= Sorrow(悲しみ)
生み出すために攻撃力を使うと、静かな悲しみが伴う、ということで。
イメージストーリー
新しいプランがててきたら、古いプランは捨てられる。
完成案ができたら、たたき台はどんどん捨てられる。
必要になったら呼ばれる、必要がなくなったら呼ばれなくなる。
一緒にやってきた仲間も、タイミングが来れば別れることになる。
大好きなことをするにも、多少の嫌なことが伴うことはある。
シンボル解説
トートタロットのソードの3には、占星術マークでいうと、てんびん座の土星が描かれています。
土星(鎌で刈り取る神)× てんびん座( 秩序 )=Sorrow(悲しみ)
安定していた秩序が次々と刈り取られ、破壊されていく、悲しい、ということで。
日本の伝承(神話・昔話・伝説)で例えるなら?
悲しい戦記物としての義経伝説などは近いと思います。
その他
「激しい創造の情熱が潜んでいるが、そのこどもたちは怪物である」
(トートの書P207)
ソードの2の薔薇と剣がもっていた安定感は、今や打ち崩されました。
ソードの3は、他の「3」のカード同様に生産のイメージを持ちますが、産めよ増やせよ地に満ちよというよりも、産みの苦しみをイメージしやすいカードです。
恋愛
最後に、「恋人・パートナーとの出会いに悩んでいる」人に向けた恋愛トークでの「ソードの3=悲しみ」の参考例を。
ポジティブにとれば「思いっきり泣いてふっきれると、出会いやすくなる」といった展開です。ネガティブにとれば「泣いて愚痴を言うばかりだと、出会うものも出会わなくなる」という展開になります。
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通信講座・教材
1.タロットカード 解読テクニック 音声&PDF(初心者さん向き)
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参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ), 易経 ビギナーズ・クラシックス(三浦 國雄) The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。