ディスクの4のキーワード
ディスクの4は、Power(パワー)、力と呼ばれます。
強力な何かが出来上がったことを暗示します。
運動部に入って、トレ―ニングを続けていた一年生が、
二年生になるころには、強い体力を身に着けた、
といったところでしょうか。
ディスク(回転力)×4( 停止 )= Power(力)
「4」は「停止や固定」のイメージです。
動いていたものが1か所にとどまれば、パワフルになる、というイメージで。
あちこちに置いていたものを、1か所にまとめてみたら強くなった、みたいな雰囲気。
イメージストーリー
なにかの資格試験に無事に合格した。
走り込みを続けたら、スポーツのための体力がついてきた。
筋トレを初めて1年たったら、ベンチプレスの数字が30キロあがった。
毎日英会話をしていたら、だいぶしゃべれるようになってきた。
新しい料理を試していたら、X回目にしてようやくカタチになった。
新しいサービスをリリースしたら、安定して申込みがくるようになった。
何かの努力が、きちんとカタチになったイメージですね。
シンボル解説
トートタロットのディスクの4には、占星術マークでいうと、やぎ座の太陽が描かれています。
太陽( 理性 )× やぎ座( 構築 )=Power(力)
理性的に思考を構築すると、(人生はますます順風満帆的な)力強いイメージしか浮かばない、ということで。
日本の伝承(神話・昔話・伝説)で例えるなら?
太陽が出てくるのでアマテラスの話を選ぶとして、国譲りのところ、地上世界を統治していたオオクニヌシから統治権を譲ってもらったシーンあたり、いいかもしれません。
その他
「このカードが暗示するものは要塞である」
(トートの書P215)
とクロウリーは書いてます。これは見たままですね。そして「攻撃は最大の防御なり」とまでは言わないまでも、「防御は、猛烈に活動している時のみ有効である」とクロウリーは書いています。
要塞や城壁というのは、古代においては核兵器みたいなものでした。それがあると 「わざわざ犠牲をはらって攻めこむ気が減る兵器」という意味で。
ただ、城壁や要塞というのは「メンテされてなくて機能してない。あるいは、毎週日曜日の朝は、兵士が全員教会に行くので見張りがゆるくなる。」みたいなことがバレてしまうと、敵にとって脅威でなくなってしまいます。
なのでこのカードの暗示するものは、作りおわったら完全放置できるタイプのものというより、水道とか道路とか、構築後もメンテナンスが必要なものに近いものがあると思います。
恋愛
最後に、「恋人・パートナーとの関係性に悩んでいる」人に向けた恋愛トークでの「ディスクの4=力」の参考例を。
ポジティブにとれば「自分の中のルールをきちんと守ると、いい人間関係ができる」といった展開です。ネガティブにとれば「自分の中のルールを破ると、わるい人間関係ができる」という展開になります。
おやつは500円までと決めたら、全力で守ろうという話です。バナナはおやつに入ります(笑)
<ストーリーシンボル企画制作のアイテム&冊子>
・日本の神仏カード(第三刷!)、日本の伝承タロット (Amazon.co.jp、日本のオラクルカードタロットカード全集、などで販売中)
<小アルカナ | 大アルカナ>
<シンボル記事>
牛 | 山 | 百合 | 薔薇(バラ)| 鳩 | 天使 | ロータス | 猫 | 犬 | 双子 | 惑星記号 | 十二星座 | シンボル記事の目次 |
<ライダーウェイトタロット(RWS)>
<占星術>
十惑星のイメージ、惑星記号の意味 | 十二星座の神話とイメージ
<生命の樹 | 数秘術>
<神話>
通信講座・教材
1.タロットカード 解読テクニック 音声&PDF(初心者さん向き)
2.タロット教材各種 生命の樹をふまえたタロット講座など(基礎&応用)
参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ), 易経 ビギナーズ・クラシックス(三浦 國雄) The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。