ソードのプリンセスのキーワード
一言で言うと「仲間以外には、冷たく攻撃的な美姫」です。
コートカードはキャラクターカードなので、どんなキャラかという自分なりのイメージをもつことが大事です。
例えば?(日常生活的)
恋愛なら、普段は冷静でも好きな人の前ではデレデレする人。
仕事なら、全体を見て、障害になっている所を発見するのが得意な人。
どうでもいい相手に調子をあわせるのは苦手で、率直な態度をとってしまう人。
クロウリー式の易とタロットの対応
易では、18の山風蠱(こ)に対応しています。「蠱」という言葉自体は
「惑わす(蠱惑的)」「乱」「腐」「呪いに使う虫(蟲毒)」などのイメージです。
卦辞は「元に亨る。大川を渉るに利あり。甲に先だつこと三日、甲に後るること三日。」
(とても順調。大河を渡るのによし。吉日は甲の日の3つ前の辛の日と3つ後の丁の日。)
甲に先立つ三日、甲に遅れる三日は、甲の日が火曜日にあたるなら、その3日後の金曜日と3日前の土曜日がラッキーデーみたいな雰囲気の話です。(東アジアの古いカレンダーでは、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の十要素が、10日ごとに配置されます。)
クロウリー式のタロットと易のリンクは、王女は「山」で風は「巽(風)」なので、水の王女は山と風を組み合わせている「巽」に対応するという、わりとシステマティックな対応です。
ただ、これが易経の該当部分を何回か読んでみると不思議に綺麗に対応する気がするのが面白いところです。
日本の伝承(神話・昔話・伝説)で例えるなら?
冷たいお姫様(女の子)ということで、実在の人物ですと清少納言などもいいかもしれません。
昔ばなしなら、求婚しにくる貴公子たちを冷たくふるかぐや姫もよいと思います。
その他
作者のアレイスター・クロウリーの、ソードのプリンセスの解説をみると、
「彼女は、実際的な事柄を、特にそれが議論の的になるものであれば、すばらしい聡明さと器用さで処理する。」(トートの書 P173-4)
という記述があります。
テキパキと物事を片付けていくイメージ、困難な交渉もどんどん進めていくようなイメージです。とてもいい感じに物事の解決策をさぐることができる感じです。
恋愛
最後に、「恋人・パートナー絶賛募集中」な人に向けた恋愛トークでの「ソードのプリンス」の参考例を。
ポジティブにとれば「やってほしいことを率直に言うと、仲よくなれる。」といったストーリーです。
ネガティブにとれば「やってほしいことを率直に言うと、距離をおかれる。」というストーリーになります。
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<生命の樹 | 数秘術>
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通信講座・教材
1.タロットカード 解読テクニック 音声&PDF(初心者さん向き)
2.タロット教材各種 生命の樹をふまえたタロット講座など(基礎&応用)
参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ), 易経 ビギナーズ・クラシックス(三浦 國雄) The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。