ソードの10のキーワード
ソードの10は、Ruin(ルイン)、破滅と呼ばれます。
災害や戦争で廃墟になった大都市のイメージです。
「全て捨ててしまえ」的な雰囲気です。
ソード( 攻撃性 )×10( 極限 )= Ruin( 破滅 )
攻撃性は極大化すると破滅的になっていく。
イメージストーリー
ゴジラ(獣)がやってきて、東京(文明)を廃墟にする。
反乱や革命によって、役所の人間が総入れ替えされる。
大掃除で大量にものを捨てたら、気分もスッキリしてきた。
人生は苦であると認識したら、いろいろスッキリしてきた。
1つの人間関係の終りは、新しい人間関係のはじまり。
シンボル解説
トートタロットのソードの10には、占星術マークでいうと、ふたご座の太陽が描かれています。
ふたご座( 二元論 )×太陽( 理性 )=Ruin( 破滅 )
善悪二元論を合理的につきつめると、破滅的な結末(世界最終戦争)につながる。
日本の伝承(神話・昔話・伝説)で例えるなら?
ソード(戦い)の10(極)なので、平家滅亡みたいなイメージでしょうか。かつては大勢力だっ平家もいつの間にか壇ノ浦の露と消えたみたいな。
その他
トートの書を読むと
「剣の柄はそれぞれセフィロトの位置をしめている」
(トートの書 P211)
とあり、一応、生命の樹のレイアウトで剣の柄が配置されています。
軽く見た感じ、「剣は8個しかないのでは?」と見えるかもしれませんが、一応10個あります。
ハートを象徴する6の位置(中央)にいる剣が打ち砕かれていますが、そのまま「ハートが砕かれる出来事=破滅」ととっておいていいと思います。
ウェイト版のソードの3もハートが刺されている絵柄ですが、こちらは刺されているにとどまらずに崩壊させられている感じです。
恋愛
最後に、「恋人・パートナーとの出会いに悩んでいる」な人に向けた恋愛トークでの「ソードの10=破滅」の参考例を。
ポジティブにとれば「古い希望が完全に失われたことで、新しい出会いがはじまる。」といった展開です。ネガティブにとれば「壊すものを壊さないと、恋愛するエネルギーはわかない。」という展開になります。
<ストーリーシンボル企画制作のアイテム&冊子>
・日本の神仏カード(第三刷!)、日本の伝承タロット (Amazon.co.jp、日本のオラクルカードタロットカード全集、などで販売中)
<小アルカナ | 大アルカナ>
<シンボル記事>
牛 | 山 | 百合 | 薔薇(バラ)| 鳩 | 天使 | ロータス | 猫 | 犬 | 双子 | 惑星記号 | 十二星座 | シンボル記事の目次 |
<ライダーウェイトタロット(RWS)>
<占星術>
十惑星のイメージ、惑星記号の意味 | 十二星座の神話とイメージ
<生命の樹 | 数秘術>
<神話>
通信講座・教材
1.タロットカード 解読テクニック 音声&PDF(初心者さん向き)
2.タロット教材各種 生命の樹をふまえたタロット講座など(基礎&応用)
参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ), 易経 ビギナーズ・クラシックス(三浦 國雄) The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。