ワンドの10のキーワード
ワンドの10は、Oppression(オプレション)、抑圧と呼ばれます。
限度を超えた「否定や重圧」を受けている状態です。
ワンド( ビジョン )×10( 究極 )= Oppression ( 抑圧 )
理想を突き詰めすぎると、ただのイジメになる(抑圧)。
イメージストーリー
腐敗した悪の帝国のスパイたちが、正義の志士たちをとりしまる。
腐敗した役人や悪の盗賊団が、庶民からお金や食料を強奪していく。
悪いいじめっ子たちが、かわいそうな主人公をいじめる。
本来の戦う意味を忘れて、戦うために戦うという地獄にはまってしまっている人達。
シンボル解説
トートタロットのワンドの10には、占星術マークでいうと、いて座の土星が描かれています。
土星( 制約 )× いて座( ロマン )=Oppression (抑圧)
ロマンや喜びに制約ばかり与えると、最終的にはイジメでしかなくなる。
日本の伝承(神話・昔話・伝説)で例えるなら?
不当にイジメられる話といえば、継母にいじめられるお姫様、というのはお約束です。鉢かつぎ姫とか。
その他
「数の10は(中略)その霊的な根源から分離した力を示す。」(P198 トートの書)
ということで、トートタロットの10の4分の3は凶札としてのタイトルを持ちます。
霊的な根源からの分離というと難しい話に聞こえますが、
恋愛で例えるなら、愛やファンタジーのかけらもないセックスみたいなものです。
食事で例えるなら、栄養補給サプリだけの完全に作業化した食事みたいなイメージです。
宗教的なイベントでいうなら、ただの観光旅行になった聖地巡礼みたいなイメージです。
10は、本来的にもっていた喜びから分離された力と理解してください。
ただ、3つ目の例えがいい例ですが、「本質から分離した存在」は必ずしも100%悪いことばかりというわけでもありません。
恋愛
最後に、「恋人・パートナーとの出会いに悩んでいる」人に向けた恋愛トークでの「ワンドの10=抑圧」の参考例を。
ポジティブにとれば「真面目さを脇に置けば、すぐにでもいい人と出会える」といった展開です。ネガティブにとれば「理想に縛られすぎると、かえって誰とも出会えない。」という展開になります。
<ストーリーシンボル企画制作のアイテム&冊子>
・日本の神仏カード(第三刷!)、日本の伝承タロット (Amazon.co.jp、日本のオラクルカードタロットカード全集、などで販売中)
<小アルカナ | 大アルカナ>
<シンボル記事>
牛 | 山 | 百合 | 薔薇(バラ)| 鳩 | 天使 | ロータス | 猫 | 犬 | 双子 | 惑星記号 | 十二星座 | シンボル記事の目次 |
<ライダーウェイトタロット(RWS)>
<占星術>
十惑星のイメージ、惑星記号の意味 | 十二星座の神話とイメージ
<生命の樹 | 数秘術>
<神話>
通信講座・教材
1.タロットカード 解読テクニック 音声&PDF(初心者さん向き)
2.タロット教材各種 生命の樹をふまえたタロット講座など(基礎&応用)
参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ), 易経 ビギナーズ・クラシックス(三浦 國雄) The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。