ソードのクイーンのキーワード
一言で言うと「クズは容赦なく叩き切る、理知的だけどどこか天然な美女」です。
コートカードはキャラクターカードなので、どんなキャラかという自分なりのイメージをもつことが大事です。
例えば?(日常生活的)
恋愛なら、嫌いなタイプの人がきたら問答無用で切る人。
仕事なら、同時並行で複数の仕事をテキパキ進めていく人。
心理的な世界で起きていることを明確に観察できる人
駆け引きや交渉やゲームを、無意識のうちに楽しくこなせる人
嫌いな人には徹底して冷たいけど、好きな人にはすごく優しい人
普段は冷静そのものだけど、たまにのぞく喜怒哀楽がカワイイ人
クロウリー式の易とタロットの対応
易では、28の沢風大過(たいか)に対応しています。「大過」という言葉自体は
「大いに過ぎる」「オーバー」「超過」などのイメージです。
卦辞は「棟(むなぎ)撓(たわむ)。行く所あるによろし。 」
(家の棟木がたわむ。出かけていくのによい)
と大風がふいて家の木がたわむ、ガラス窓が振動する、みたいな雰囲気のがきています。
台風の日こそ出かけていくのが吉、みたいなイメージでしょうか。
クロウリー式のタロットと易のリンクは、女王は「沢」で風は「巽」なので、水の女王は雷と風を組み合わせている「大過」に対応するという、わりとシステマティックな対応です。
ただ、これが易経の該当部分を何回か読んでみると不思議に綺麗に対応する気がするのが面白いところです。
日本の伝承(神話・昔話・伝説)で例えるなら?
理知的な女王様(女性リーダー)ということで、頭の良い女性キャラクターで動きがあるキャラクターがいいでしょう。歴史上の人だと、鎌倉幕府で尼将軍と呼ばれた北条政子とか。伝説の中の人物なら、船団を組んで渡海遠征をした神功皇后とか。
その他
作者のアレイスター・クロウリーの、ソードのナイトの解説をみると、
「彼女はイデアの、明確で意識的な知覚であり、精神の解放者である」(トートの書 P171)
という記述があります。
例えるなら、非常に理解力が高く、話を聞いてもらうだけで、自然と相談者の脳内が整理されてモヤモヤが消えてしまうような人、でしょうか。
トートでは外見面も描写されており、「身のこなしは優美で、踊りと平衡の感覚は他に例をみないほどである」ともあります。
「風」という動きを象徴するエレメントの女王陛下なので、「バランス感覚=エクセレント」というイメージになっているのでしょう。
ただ、圧倒的なバランス感覚というのは、よくも悪くも「目的のためには手段を選ばず。ルールは破るためにある。」に流れる可能性はあります。
恋愛
最後に、「恋人・パートナー絶賛募集中」な人に向けた恋愛トークでの「ソードのクイーン」の参考例を。
ポジティブにとれば「一定ラインより下の人を思い切って切り捨てることで、逆にいい出会いにつながる。」といったストーリーです。
ネガティブにとれば「厳しく切り捨ててしまうと、丁度いい人が誰もいなくなる。」というストーリーになります。
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通信講座・教材
1.タロットカード 解読テクニック 音声&PDF(初心者さん向き)
2.タロット教材各種 生命の樹をふまえたタロット講座など(基礎&応用)
参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ), 易経 ビギナーズ・クラシックス(三浦 國雄) The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。