カップの王女の意味 ・読み方 – トートタロット –

カップのプリンセスのキーワード

一言で言うと「希望と純粋さに満ちた人」です。

コートカードはキャラクターカードなので、どんなキャラかという自分なりのイメージをもつことが大事です。

例えば？（日常生活的）

恋愛なら、運命的な恋を素直に期待している人
仕事なら、若々しくてサポートやアシストが得意な人

あるいは、策士に見えても実際は純粋な人などでしょうか。

クロウリー式の易とタロットの対応

易では、41の損(そん）に対応しています。「損」という言葉自体は「減らす」の意味です。

全体のバランスという視点でいくと、どこかを減らすということはどこかを増やすということでもある点に注意してみてください。

時間の使い方で考えるとわかりやすいですが、寝る時間を増やせば起きている時間は減りますし、逆もまたしかりです。お金の使い方で損益を考えてもいいでしょう。基本的には、何かを損すれば（出せば）、何かを益している（入ってくる）、というのがお金の流れです。

損の六五の爻辞には「或ひと之に十朋の亀を益う。違うこと克わず。元いに吉。」（あるひと、これにじっぽうのきをたまう。たがうことあたわず。おおいにきち）とあります。

「ある人から、高価な亀をもらった。大吉！」みたいなシーンですが、亀を持ってるカップの王女と少し似ているかもしれません。

日本の伝承（神話・昔話・伝説）で例えるなら？

水の王女なので、貴船に詣でる和泉式部とか、宇治の橋姫とか、水のイメージをしやすい若い女性がいいかもしれません。

その他

作者のアレイスター・クロウリーの、カップのプリンセスの解説をみると、

「彼女は概念に実態を与え、生命を支え、化学結合の基礎をつくる」(トートの書 P169)

という記述があります。

彼女の力は、「概念にカタチを与える」ということは、クリエイター的な力をもっている、カタチにする力を持った存在ということになります。

モノづくりをする人、何かを考える人にとっては、最良のサポーターということもできるでしょう。

恋愛

最後に、「恋人・パートナー絶賛募集中」な人に向けた恋愛トークでの「カップのプリンセス」の参考例を。

ポジティブにとれば「幸せな世界をイメージすれば、それは形になります。」といったストーリーです。ネガティブにとれば「個別具体的にイメージしないとカタチになりませんよ。」といったストーリーになります。