太陽(The Sun)の意味（主にトートタロット用）

キーワード

19 太陽(The Sun) レシュ(Resh)　太陽
意味　　喜び・感謝・友情・達成・意識 etc

キーワード解説

ヘブライ文字のレシュは、頭を意味し、
アルファベットのRの起源となる文字のひとつです。(RedのR REXのR RAのR)
数字の19は、数秘的には19＝1+9=10=1+0=1で、”新しい出発”を象徴します。
太陽は、ギリシャ神話では「太陽神アポロン」、エジプト神話では｢太陽神ラー｣、
金属では「金」、占星術では「活力と成功、指導力、父性など」、を象徴します。

イメージ

このカードを一言で言うと、”失われたものの回復”です。

いいかえれば、”世界はひとつ 世界はおなじ 世界はまるい ただひとつ”（It’s a small worldの歌詞より)といった、世界との一体感の回復です。月の世界が、分離の世界、夜の世界なら、太陽の世界は、統合の世界、昼の世界です。

物語で例えると？

物語の世界でいうと、「失われた何かが回復した」というストーリーはこのカードのイメージに近いです。

栄光・地位・友人・家族・心の平安・悟り・生きてるという満足感・本来の自分自身・・・、とにかく”（少し前の自分にかけていた）何かいいもの”が回復したということです。

物語の主人公は、失われた何かを探して旅に出ます、そしてそれを回復します。それは、父親や母親とのつながりかもしれません。生きる喜びかもしれません。古代の秘宝かもしれません。太陽のカードは、失われていたものが回復した状態を表します。

歌舞伎に桜姫東文章（さくらひめあずまぶんしょう）という鶴屋南北の物語があります。
高貴な生まれのお姫様が、家がつぶれて、あちこち放浪したあげく、一時は
最下層の遊女にまで転落しますが、最後には、無事にお家再興をなしとげ、もとの
お姫様に戻る、という話です。

日本神話のオオクニヌシの話も少し近いですね。故郷から追われて、あちこち放浪しますが、最後には強くなって故郷に凱旋します。
太陽神でもあるアマテラスの神話にも、岩戸に隠れていた神が外へ出てくる、世界に失われていた光が復活する、というものがあります。月のカードが太陽神が隠れてしまったところなら、太陽のカードは太陽神が外に出てきた世界に光が復活した所ですね。

このカードがあらわれる時は、”単純に楽しいこと”を象徴することも多いように思います。
大事なのは、一体感や喜びを分かち合うこと、なのです。

コメント

カード眺めてぼーっとしたりして遊ぶには、一番おすすめかも。トート版は、１２星座が描かれているのがちょっと宇宙的で好きです。
失われたものの回復、をロボットアニメで強引に例えるなら、１号、２号、３号、と別れていたロボットが合体して巨大ロボットになるイメージです。