キーワード
[シンボル]
4・皇帝(The Emperor)・ツァディー(Tzaddi)・おひつじ座(白羊宮)・春分 etc
[意味]
支配(秩序を作る)・精力的・形にする力(国土建設)・父(威厳) etc
キーワード解説
ヘブライ文字のツァディーは、釣り針・パピルスを意味し、アルファベットのSの起源となる文字のひとつです。(ScriptのS )
数字の4は、四天王の四。数秘的には秩序・固定する力・恒常性などを象徴します。
おひつじ座(白羊宮)が象徴する性質は、個人的、情熱的、先駆者的などです。キーワードは”我あり”、春の最初の星座(活動宮)で性質はHOT&DRY、火の星座に分類されます。ギリシャ神話では金色の羊の皮をもとめて英雄たちが冒険にいくアルゴ船の航海の物語です。
(トートタロット以外でのタロットとヘブライ文字の対応は、 皇帝 へー という設定になっているものが多いです)
イメージ
おまかなイメージとしては、”俺様が城を守る”という所でしょうか。
なお、なんといっても皇帝ですので、ルール(法秩序)を守ることも実は大切です。最高指導者がルールを破ってばかりいたら誰もルールなんて守りません。
物語で例えると?
物語で言うなら、主人公に試練を与える人・教育者の役割といったところでしょうか。王様が主人公に無理な試練を与える役をしていることはよくあります。
日本神話で言うなら、オオクニヌシが求婚にいった時のスサノオなども似た役回りでしょう。娘をくれといった主人公のオオクニヌシに対して、どんどん過酷な試練を与えていく役回りです。これも愛の鞭といえば愛の鞭です。
このカードが出てくる時は、相手の行動をコントロールする、ということが一つの基本になってきます。(性格とか心情などではなく)また、”自分をコントロールすることができるものが最も強い”という言葉も思い出してみてください。
コメント
私の場合は、劉備よりは孔明のイメージが強くでることが多いカードです。信長公や神武天皇でもいいのですが、どちらかというと創業者的な人よりは二代目以降の人のカードというイメージがあります。でも、秦の始皇帝とアウグストゥス(ローマ帝国の初代)に関しては不思議に違和感がありません。
タロットの「皇帝」についての音声
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参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ),The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。