欲望(力)(Lust(Strengh))の意味　（主にトートタロット用）

キーワード

11 欲望(力)　(Lust　(Strengh)　)　テス(Teth)　獅子宮(しし座)
意味　　欲望　持続的な力　自律　適度な感情の抑制（忍ぶ心）生命力　etc

キーワード解説

ヘブライ文字ののテスは、蛇を意味し、アルファベットのTの起源となる文字のひとつです。(TheaterのT)　数字の11は、セブンイレブンの11(イレブン)。数秘的には11=1+1=2で、英雄的な陽の力を象徴します。しし座（獅子宮）は、気前の良さ、快活さ、独創的、高貴さなど、を象徴します。キーワードは”我は決意する”、夏の中間の星座（不動宮)で性質はHOT&DRY、火の星座に分類されます。

イメージ

おおまかなイメージとしては”欲望は満たせ！”です。

ただ、いくら欲望は満たせ、といっても、睡眠欲を満たすために
寝すぎてしまったら、睡眠不足と同じように、体調不良の原因となります。
食欲・性欲なども同じこと。時には、飽きるまで欲望を満たす体験も必要かもしれませんが、やりすぎると、かえって楽しめなくなってしまいます。そういう意味では、適度な抑制を効かせることが楽しむためのコツであるともいえます。

また、いくらお肉が好きでも、お肉ばかり食べていたら野菜や魚が食べたくなる時もあります。逆もまたしかりです。動物的な欲望だけが人間の欲望ではありません。

物語で例えると？

物語で例えると、誘惑者としての女性キャラクターともいえます。聖書神話のリリス（イブを誘惑して例の木の実を食べさせたという伝説がある。）、ルパン三世に対するふ－じこちゃん。彼女たちは、物語を先に進めるために、誰かを誘惑する役割を果たしています。
このカードが現れる時は、”やりたいことは気にせずドンドンやれ！”です。客観的にみたらくだらない欲望でも、かなえることで、次へ進みます。
汝の欲することをなせ（格言）

コメント

性的な話題をタブー視しすぎず、古代日本人のようにもっとおおらかに、という感じもします。
源氏も古事記も、原文の性的表現は大変ストレートです。モザイクは入ってません。
１９世紀のキリスト教徒の禁欲的なご婦人方のように、性的な表現を隠すことが上品である、という感覚は少し違う気がします。１９世紀的な欧米の女性家庭教師、みたいキャラは悪い意味で修道女的で、厳格ではあっても、生命力にあふれた存在とはいえません。
子供への表現の規制に関しても、見たくないものを見ない自由はとても大切ですが、なんでも隠せばよいというものでもないでしょう。

子供に残酷な話や性的な話をみせてはいけない、というのはひとつの考え方ですが、実際の子供は一部の大人が思っているほど、”お話と現実の区別がつかない”ことはありません。