キーワード
10 運命の輪((Wheel of) Fortune) カフ(Kaph) 木星
意味 運勢の変化 幸運 動くこと etc
キーワード解説
ヘブライ文字ののカフは、手を意味し、アルファベットのKの起源となる文字のひとつです。(Kur(山）のK カイロプラクティックのK) 数字の10は、”1を聞いて10を知る”の１０。数秘的には１0=9+1で、”終わりと始まり”を象徴します。木星は、ローマ神話の最高神ユピテル（＝ギリシャ神話の雷神ゼウス）、金属では錫、占星術では、個人的な成長、大志、自由への欲求など、を象徴します。
イメージ
おおまかなイメージとしては”流れが変わる！”です。クロウリーによると、”占いというのは不幸な状態で相談にくることが多い。だから、流れが変われば幸せになる。だからこのカードは一般に幸運をあらわす”だそうです。（笑）
物語で例えると？
物語で例えると、とにかく全体的な流れが大きく変わる場面。奇跡の逆転勝利がこれからはじまるという状況です。
野球なら、二死満塁から逆転ホームラン、といったところでしょうか。神話で言うなら、やむをえず異郷で過ごしていた主人公が、宝物をもって故郷に帰還し、故郷の悪者をやっつけ始めるシーンなどにあたります。日本神話だと、ウミサチ・ヤマサチの話で言えば、”地上に帰ってきたヤマサチ”よりあとの場面。オオクニヌシの話で言えば、”故郷に凱旋して、ほかの神々を従えた場面”といったところです。映画でいえば、”帝国の逆襲”もしくは”ジェダイの帰還”などのように、”帰還”とか”復讐”のような題名がつくストーリーです。
このカードが現れる時は、”流れに乗る”ことがキーワードになります。せっかく、運勢の流れが変わるのですから、素直に幸運を受け入れることが鍵です。「ナルヨウニナルシンパイスルナ （一休禅師）」「心配するな、万物は流転する」ということです。
コメント
「因果は巡る糸車～♪」ということで、ギリシャ神話の運命の女神
ラキシス、アトロポス、クローソ－、の三姉妹なども気になるところです。
なお、ゼウスよろしく、あちこちで浮気しまくれというカードではありませんが、これが出たら、あちこちに色んなタネをまくのにいい時期という解釈はありかも。
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参考文献など
ト－トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー）,正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ),The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語）etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。
