
キーワード
[シンボル]
9・隠者(The Hermit)・ヨド(Yod)・おとめ座(処女宮) etc
[意味]
沈黙・真理の探究・精神的自由・孤独 etc
キーワード解説
ヘブライ文字ののヨドは、手を意味し、アルファベットのYやJの起源となる文字のひとつです。(JoyのJ、YHVHのY)
数字の9は、九字(臨兵闘者皆陣列在前)の9。数秘的には完成や達成などを象徴します。
おとめ座(処女宮)が象徴する性質は、有能、謙虚、実践的などです。キーワードは”我は分析する”、夏の最後の星座(柔軟宮)で性質はHOT&DRY、土の星座に分類されます。ギリシャ神話ではデメテルの娘ペルセフォネの話になります。
イメージ
おおまかなイメージとしては”引きこもった賢者”です。仙人や修行僧みたいなものです。イエス・キリストもブッダもムハンマドも、共に修行時代は1人で荒れ野や砂漠の洞窟などに引きこもって修行をしています。後に天才とうたわれた空海上人も、修行時代は、洞窟にひきこもって、虚空蔵菩薩真言を百万回となえて悟りを開いた、という伝説をもっています。
物語で例えると?
物語で例えると、主人公が何かを身につけるために新しい師匠のもとで修行にはげむ、みたいな状況です。修行中は、外界とは切り離されるのが特徴です。
日本神話で言えば、兄弟たちに追われて、黄泉の国へ一時避難したが、そこでも試練が待っているオオナムチノミコト(=大国主)みたいなものです。
スポーツ根性モノのの漫画では、挫折→修行→再挑戦 というストーリーは非常によくでてくるパターンです。現実世界でも、失敗→学習期間→再挑戦 というのは実際よくあるパターンでしょう。
このカードが現れる時は、”1人になる時間をもつ”という方向性を示しています。なにかの修行が必要なのかもしれませんし、外界の影響から切り離される時間が必要ということでもあります。
コメント
個人的には隠者ときくとスターウォーズのヨーダを思い出してしまいます。Yoda: You must unlearn what you have learned.(常識を捨てよ)などもいい台詞です。
タロットの「隠者」についての音声
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参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ),The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。