ソードのプリンスのキーワード
一言で言うと「少しアマノジャクな、いたずら好きな天才青年」です。
コートカードはキャラクターカードなので、どんなキャラかという自分なりのイメージをもつことが大事です。
例えば?(日常生活的)
恋愛なら、遊び相手は作っても本気の相手は作りたくない気分の人。
仕事なら、色んなものを徹底してテストしている段階の人。
どんどん、新しいものに手をだすけど、極めることは決してしない人
。
自分の作ったものを、次の瞬間には壊したくなる人。
クロウリー式の易とタロットの対応
易では、57の風為巽(そん)に対応しています。「巽」という言葉自体は
「うやうやしい」「入る」「従順」など、易では「風」のイメージです。
卦辞は「小しく亨る,往く攸あるに利有り,大人を見るに利あり」
(少し順調。出かけるのによい。(ビックな)人とあえる)
風はどこにでも移動できる移動性をもちますが、あちこち移動するのによい
みたいなのが出てます。
クロウリー式のタロットと易のリンクは、王子は「巽」で風は「巽」なので、水の王子は風と風を組み合わせている「巽」に対応するという、わりとシステマティックな対応です。
ただ、これが易経の該当部分を何回か読んでみると不思議に綺麗に対応する気がするのが面白いところです。
日本の伝承(神話・昔話・伝説)で例えるなら?
いたずら心がありそうな天才ということで、頭の良い男性キャラクターであまり土臭くないキャラクターがいいでしょう。歴史上の人だと、「土用丑の日のキャッチコピー」で有名な平賀源内とか、日本一の大天狗と呼ばれた後白河院とか。昔話の一休さんとかもいいと思います。
その他
作者のアレイスター・クロウリーの、ソードのプリンスの解説をみると、
「このカードに象徴される人は、純粋に理知的である。」(トートの書 P172)
という記述があります。このあと、理論は立派だが実践に全く役立たない、みたいな趣旨の話もあります。
空想や計画をするのは好きだけど、実行するところは特には興味がないといったところでしょうか。理論の構築は得意でも実践の人ではないというような話です。
このタイプの人は単独では毒にも薬にもなりませんが、与えられたことをひたすら実践するのが得意というタイプの人と組み合わせれば、真価を発揮します。
人物として見た場合、騎士(王)や女王は「1人で全て完結して動ける人」、王子や王女は「誰かと組むことで力を発揮する人」、とみても面白いかもしれません。
アイディア出す人、作業をする人、2タイプの人がセットになれば非常に強力です。
恋愛
最後に、「恋人・パートナー絶賛募集中」な人に向けた恋愛トークでの「ソードのプリンス」の参考例を。
ポジティブにとれば「目の前のことをどんどん片付けてしまうと、恋愛にもいい影響がある。」といったストーリーです。
ネガティブにとれば「日々の色んな事に追われて、恋愛に手が回らない。」というストーリーになります。
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通信講座・教材
1.タロットカード 解読テクニック 音声&PDF(初心者さん向き)
2.タロット教材各種 生命の樹をふまえたタロット講座など(基礎&応用)
参考文献など
ト-トの書 / The Book Of Thoth (A.クロウリー),正統ピタゴラス数秘占術(渡辺 だりあ), 易経 ビギナーズ・クラシックス(三浦 國雄) The Qabalistic Tarot: A Textbook of Mystical Philosophy (Robert Wang) ,Wikipedia (English,日本語)etc
※この記事は、理解のステップとして面白いものをという編集方針を基本としています。