タロットでキャラクターを作る法

タロットカードでもオラクルカードでもセラピーカードでも何でもいいのですが、セラピーや占いなどに使うカードを使うとキャラクター設定を作ることができます。

例えば

1.ペルソナ

2.無意識

3.行動の原動力

などと設定を行い3枚のカードを出します。

ペルソナというのは心理学用語ですが「表面的な人格」ととらえてください。例えば牛丼屋の店長をしていたら「店長」としてのキャラをかぶって仕事をしている、看護師をしていたら「白衣の天使」キャラをかぶって仕事をしている、そういう考え方のことです。言い換えると、「社会的な役割を果たそうとする人格」のことです。

無意識は本人が意識していないけど、本人に影響を与えている大きな要素のこと。もう一人の自分とでも思ってください。

行動の原動力は、 「欲しいものを買う」ことが原動力になってビジネスという人助けをするとか、「ありがとうという言葉がほしい」ので飲食のようなエンドユーザーとの距離が近い仕事をしているとか、そういう 「その人が本当に欲していること」です。

試しにトートタロットでやってみると

1.ペルソナ ワンドの9 抑圧

2.無意識  ワンドのプリンセス 衝動的な女の子

3.行動の原動力 ソードの7 無益

 

と出ました。

1.ペルソナ ワンドの9 抑圧
人を抑圧する行動をする人物、ダースベーダーのようなちょっと怖い人という設定になります。社会的地位が高く、他人に影響力を行使できる人で怖面の真面目キャラとして設定します。

2. 無意識   ワンドのプリンセス   衝動的な女の子
プリセンスというのは女の子です。内面的には3歳の女の子のような衝動的な思いつき(ひらめき)だけで何かやる部分をもっています。ただ、子供の思いつきなので、いい時と悪い時は極端です。なので、たまに「突拍子もないことを言い出して、周りを混乱させる」という性質を付け加えましょう。

3.行動の原動力 ソードの7 無益
行動の原動力は、「無益」とあります。「一人でどーでもいいことを考えること」がエネルギー源になっている、と設定してみましょう。

まとめて設定すると

40代男性、現在ベンチャー企業の営業部長、体育会系出身で人を威圧するオーラを出す人物。仕事にしか興味がないようにも見えるが、ときどき変なことを言い出して周りを混乱させるという性質がある。実は、「どーでもいいことを考える時間 」がないとパフォーマンスが落ちる。そのことを自覚しているのか、たまに1人で会員制のBARに行くのが隠れた趣味。

とでもすることができます。

さて、タロットカードやオラクルカードのユーザーの方は想像がついているかもしれませんが、

過去・現在・未来

と3枚のカードを出してクライアントの未来を占うというよくあるパターンと本質的にやってることは一緒です。

※なお、この遊びはトートタロットのようにカードに文字で意味が書いてあるタイプのものを選ぶのがよいです

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。

関連記事

特集記事

TOP