本当の友達はいますか?

優雅に幸せに

「本当の友達はいますか」という質問は「本当に人生観や世界観など、深い本音を理解しあえる仲間はいますか」と言い換えてもいいです。

人生に真面目に向き合ってしまう人は思春期の少女に限らず抱いてしまう疑問の一つです。

本当の友達というのをもう少しだけ具体的に考えて見ましょう。すると、「なんでも理解しあえる相手。ツーカーで話が通じる相手。常に本音でぶつかれる相手。」になると思います。

これ、こういう付き合いができる相手というのはかなり稀少です。そもそも「探すの大変なもの」と覚悟することが大事です。

美容院におきかえるなら、「完全お任せで、自分の理想の髪型にしてくれる」人を求めているようなものです。もちろん髪型のデザイン画なんてものは書かずにです。ファッションデザイナーに服を注文するとするなら、「ドカーン!!って感じのが欲しいんだよ」くらいの下絵もない注文に対して、完璧に自分の好みにあう服を作ってくれるような人を探しているようなものです。

誤解しないでほしいのですが、別に不可能な話ではありません。

私自身、テキトーな注文に対して高いレベルの仕事を提供して頂ける方には恵まれているほうだと思います。しかし、そういう人というのはカンタンに見つかるものではありません。自分の側もある程度の知識や表現力を磨く必要があります。探すために歩き回ることも必要でしょう。美容師の例ならそれなりにお金をかけるという覚悟や真剣度も必要でしょう。

さて、親友や本当の友達というのが、世界観とか人生観レベルの本音を共有する相手だとしたら、

たまたま学校で机がとなりだった、たまたま職場で机を並べた、その程度のことで見つかると考えるほうがどうかしています。その程度で見つからないのが当たり前なのです。まず、前提として「本当の友達なんてカンタンには見つけられない」という絶望を受け入れることから始めたほうがよいでしょう。昔の人も「親友なんて一生に一人だ」というようなことを言っている人もいるくらいです。

その上で、自分の理想の友達と

「何も考えずに遊んでいるだけで、お互いに得るものがたくさんある」

という関係性を作れる自分でいられるようになりましょう。

いつ出会ってもいいように。魂を磨いておきましょうということで。

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。

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