ウソはついてはいけない。←これほんと?

優雅に幸せに

「ウソをついてはいけない」と小学校では教えますが、これは本当でしょうか?

はい、答えは「ウソ」です。

メルマガではないのであまり細くは書けませんが、たくさんのウソで塗り固められたのが多くの人の現実です。むしろ、いかに「上手なウソ」をつけるかで人間の社会的評価が決まると言ってもよいでしょう。

例えば医者やセラピストは、上手なウソをつくことが求められる仕事の一つです。「病は気から」といって、心が身体に影響することはわりとあるからです。客観的に絶望的でも本人的に「希望がある」と思ってもらうことができれば、それで実際治ってしまうことがあるからです。

政治家や弁護士はウソつきの代名詞と冷笑されますが、上手にウソをつく能力は、ああいうお仕事には不可欠です。「ウソも100回つけば真実になる」というのは広告宣伝の世界の名言ですが、もとは政治の世界の名言です。

美容の世界の人もそうですね。どんなにブサイクな女子にも「かわいい」とか「美しい」とか「きれい」とかのプラスのウソを言うことで、ウソを本当にしていくキッカケを作ることが出来ます。

一人で引きこもってやる仕事はともかく、多くの人と関わる仕事は、「上手なウソ」なしにはつとまらないでしょう。ウソは社会の潤滑油なのです。

ただ、唯一「絶対についてはいけないウソ」があります。

それは「自分につくウソです。」

自分のコアになる価値観に反するようなことを続けていると、生ける屍と一緒になってしまいます。「他人へのウソ」は状況によって必要ですが、「自分へのウソ」だけはなるべく避けて通ることが大事です。

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。

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