kindle paperwhite (2013年版)で自炊本を読んでみた

amazonのKindle Paper White(2013年版)で自炊本のPDFを読んでみました。

前年度モデルとの比較ですが動作の軽快さはましています。プロセッサーが25%早くなったと公式ページにありますが、体感として早くなっています。

2012年版だと、「知ってる文庫本ならまあなんとかなるが、画質は悪いので読みにくい」という感じでした。2013年度版でも自炊本のビューアーとしてのkindleは「やや画質が悪いので読みにくい」のは変わりません。ただ、動作が早くなった分やはり読みやすくなっています。文字自体の読みやすさもやや向上したようです。

自宅やオフィスで電子書籍(自炊pdf)を読むなら、素直にiPad(ratina)かあれと同等の画質を持ったタブレットで読むほうがいいです。

ただkindle paper white(2013年モデル)の利点として

1.電池が数週間持つ
2.軽いので片手で持てるし持ち歩きやすい(206グラム)
3.画質が悪いといってもまあ古い本で慣れてれば我慢できる範囲内

この三つをあわせ持っているのが普通のタブレットにはない利点です。

隙間時間に読む分には多少の画質の悪さは我慢できる可能性があります。漫画や娯楽小説の自炊本を読む用途ならお勧めしません。図版や写真が重要な本の自炊本を読むためにはおすすめできません。しかし、テキストメインの資料的な自炊本を入れておくのにはお勧めです。

タブレットは「電池切れリスク」がありますが、kindle paperwhiteの場合はこのリスクが低いです。一応こっちにも入れておくと予備として重宝します。

なお、kindle版の書籍を読むためには「紙の本なみの画質と快適さ」をもった端末です。紙より読みやすいと感じることさえあります。この快適さは独特の世界です。本を読む感覚が変わりますので、新しい感覚を体感したい人は試して見るとよいと思います。

PS
そもそもkindleを欲しいと思ったキッカケは、「主立った資料だけでも常に持ち歩きたい」という欲求からでした。ただ、iPadだと重たいし電池切れ問題があるので、kindleは日本語版が出る前から注目していました。一回やるとやめられません。自炊電子本。気分的にかなり楽しいので。

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。

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