ストーリーシンボル講座 講座レポート

ストーリーシンボル講座のレポートです。都内の格式ある高級ホテルでゆったりした空間で行いました。

写真がないので文章で情景描写すると・・・、透明なテーブルに、アフターヌーンティーやケーキセットが華やかに並んでおり、かすかにパンの香りがします。窓からは緑が見え、天井は高め。発想力を刺激するゆったりと時間が流れる空間で行いました。レジメはペラ1枚に凝縮しているのでパワポはなしです。

いつも思うのですが、もともと感性の鋭い人がやってくる傾向が高い気がします。実は「自分の世界」をしっかりと持っている人というか。(なので時々冗談で「知性と教養あふれる美女のための講座」と書いていますが、別に女子会ではありません。)

さて、自己啓発とか精神世界とかいってますが、ストーリーシンボルの講座では「知性」のトレーニングを最重視しています。知性で限界まで考えてから直観に頼るほうが、本当の意味でのインスピレーションは降りてきやすいからです。

初回は「具体と抽象」という抽象度をコントロールするトレーニングからスタートしていくつかの知的トレーニングを行っていきます。ここがレベルアップすると何がいいといって、「やりたいことができている現実」が現れることです。

自己啓発・精神世界・古典・思想などをテーマにした場合、あらゆる教えには必ず相反する教えがあります。

たとえばコミュニケーションにおいて

*「成功者の返事はYesのみだ!(接客のプロは決してNOと言わない)」 
*「綸言汗のごとし(軽々しく言葉を口にしてはいけない)」

という相反する教えがあります。

どちらを使うべきかの判断を臨機応変にするためには、「自分にちょうどよい抽象度」で情報を処理することが必要です。情報は「文字通りに解釈したほうがよい場合」と、「拡張して解釈しないと意味がない場合」とあります。

「返事はYesのみ」という教えに関しては、365日を「本当にYesしか言わない」生活にしたら、コメディーにしかなりません。(詳しくは「イエスマン」というハリウッド映画を参照。)ただ、「変化に常にNO」という生活をしていたら、つまらない体験しかできません。

その辺はうまいこと教えの抽象度を上げ下げして処理する必要があります。

シンボルカードについてはいつも思うのですが、創作経験がなくても「誰でも簡単な300文字程度のストーリー」が作れるようになるので、実によくできているフレームワークだなと毎回感心しています。

また、箱庭療法などをご存じの方は想像できるでしょうが、「創作作品は本人の精神世界の象徴」として機能しますので、いろいろと便利な使い方ができるわけです。

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。

関連記事

特集記事

TOP