「知らないと知らないこと」は調べようがない

エッセイ

2012年11月現在、Googleの検索には期間指定をして検索する機能が存在します。検索ツール→期間指定、と飛べます。

 

 

インターネット利用歴10年以上にして今年になって初めて知りましたが、調べてみると2011年時点でもgoogle検索で期間指定をする方法は存在していたようです。(検索エンジンの仕様は常に変化していますので具体的な方法は時期によって変わります。)

期間指定でインターネット上の記事を絞り込む機能は、時事的な情報を検索する時にはとても便利な機能です。画像の事例では、2012年秋に発売されたi-pod touchについて調べたかったので、期間指定で発売時期から前のページを消してしまうと発売より後に出てきた記事のみを読むことができるわけです。

インターネットの検索エンジンって様々なジャンルの事を調べられます。ただ、それもこれも「調べようと思えば」の話で、「調べようという視点がないこと」は調べられません。これはネットに限らず、図書館で調べる場合でも、人に聞いて調べる場合でも同じです。スープカレーというものの存在を知らなければ、「スープカレー 銀座 」と検索することもなければ、「銀座周辺でうまいスープカレーの店はないか?」と友人に聞くこともないのです。

世の中には膨大な情報があふれていますが、「存在を知らないこと」は調べようがありません。この盲点をカバーするには「そんなものあるわけがない」という思い込みをしていないかというチェックをすることが大切です。あとは、「(自分にとっての)変な人やオモロイ人と会うこと」がたぶん一番効率的です。自分の盲点に自分で気がつくのはけっこう大変ですので。

 

 

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。

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