西洋占星術の視点を借りて、人間の性格を12タイプに分けて考えて見ましょう。
占いをするわけではありません。なので、誕生日の星の配置から人間の性格を言い切ることはしません。
実際のキャラクターや実在の人物を観察してどの星座の要素が強いのかを見ていきます。
下記は西洋占星術の12種類のKeyword キーワードを抜き出したものです。これはキャラクターの存在の起源を象徴します。その人の基本的な欲求というか、基本的な思考パターンみたいなものをひとことで言い切ったものです。
I am ,I have ,I think ,I feel ,I will ,I analyze,I balance,I desire ,I aim ,I use ,I solve ,I believe
牡羊座なら、I am というキーワードが起源なので、I am therefore I am となります。【私はある(存在する) だから私は私でいられる】という風に読みます。
つまりは、牡羊座タイプ=よくもわるくも俺様キャラ、と読み取って、小説でも現実でもそういうキャラクターがいたら、「牡羊座的な俺様感がある」と見るわけです。
山羊座なら、I use というキーワードが起源なので、【私は使う だから私は私でいられる】という風に読みます。そこから「山羊座タイプ=実用主義的」と読み取って、小説でも現実でもそういうキャラクターがいたら、「山羊座的な現実主義者だ」と見るわけです。
では残りのパートも眺めてみてください。
星座 | 季節 | Quality (3区分) | Element(4区分) | keyword | キーワード | Ruler(支配星) |
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牡羊座(Aries) | 春 | Cardinal(動) | Fire(火) | I am | 私はある | 火星 |
牡牛座(Taurus) | 春 | Fixed(不動) | Earth(地) | I have | 私は所有する | 金星 |
双子座(Gemini) | 春 | Mutable(柔軟) | Air(風) | I think | 私は思考する | 水星 |
かに座(Cancer) | 夏 | Cardinal(動) | Water(水) | I feel | 私は感じる | 月 |
獅子座(Leo) | 夏 | Fixed(不動) | Fire(火) | I will | 私は意志する | 太陽 |
乙女座(Virgo) | 夏 | Mutable(柔軟) | Earth(地) | I analyze | 私は分析する | 水星 |
天秤座(Libra) | 秋 | Cardinal(動) | Air(風) | I balance | 私は均衡する | 金星 |
さそり座(Scorpio) | 秋 | Fixed(不動) | Water(水) | I desire | 私は望む | 冥王星(火星) |
射手座(Sagittarius) | 秋 | Mutable(柔軟) | Fire(火) | I aim | 私は狙う | 木星 |
山羊座(Capricorn) | 冬 | Cardinal(動) | Earth(地) | I use | 私は使う | 土星 |
水瓶座(Aquarius) | 冬 | Fixed(不動) | Air(風) | I solve | 私は解く | 天王星(土星) |
魚座 (Pisces) | 冬 | Mutable(柔軟) | Water(水) | I believe | 私は信じる | 海王星(木星) |
I am therefore I am をもう一度見てみると、Cogito Ergo sum (我思う ゆえに 我あり by デカルト)とも似ています。天上天下唯我独尊 (お釈迦様)も感覚としては近いです。 「世界はわたしのためにある!」的な無邪気な感覚も近いです。
という風に、「人間の表面的な行動の裏にある「起源」として働いている隠された思考や感情はなんだろう?」というのを12のキーワードで見ていこうというのが今回の話です。
こうやってのぞいてみると、占いが昔は帝王学(リーダー学)として学ばれていたのも分かる気がします。
リーダーになると「世の中にはこんなに色んな人間がいるんだ」とびっくりすることは少なくないと思います。
これ、普段から「この人の行動原理はなんだろう?この人は何が楽しくで人生やってるんだろう?」とシュミレーションしておくと、理解できない変人や偉人と会っても、びっくりはしても混乱はせずにすむからです。。