西洋占星術的な世界観の一つに、過去2000年は「うお座の時代」でこれからの2000年は「みずがめ座の時代」という世界観があります。西暦0年~2000年がPisces(魚)の時代、西暦2000年~4000年がAquarius(水瓶)の時代という視点です。2000年周期で人類の歴史をとらえてみようという世界観です。占いというよリは、歴史家の視点に近い見方で面白いです。魚は西洋ではキリスト教の重要なシンボルでもあります。
これを一言で解説すると、「キリスト教(一神教)的な男性的な時代から、多神教的な女性的な時代へ」というフレームワークになります。
詳しく解説すると・・・
一人のリーダーにみんながついていく時代から、一人一人がリーダーシップを発揮する時代になるということです。組織の時代から個人の時代へ、と言い換えてもよいでしょう。
現代的な現象としては、ブログがいい例です。
全地球60億人に知られているブログがあるかといったらありません。全日本1億2千万人の人が毎日読んでいる国民的人気ブログがあるかといったらありません。
ただ、数百人~数千人くらいのファンがいるブログが世の中にはたくさんあるわけです。で、「ブログのファン」という緩やかなコミニュティみたいなものが山のようにできているわけです。
例え話でいうと、昔の世界というのは大きい王国が一つあって、王様が一人いて他の人はみんな庶民だったわけです。だから「正解は与えられるもの」といった教育が学校教育ではされることが多かったのです。
ところが、今は、王国が100個1000個とたくさんあって、それぞれの小さな王国でみんなが王様になっていく時代なのです。で、「正解はない。自分で決めよう。」という昔はエリート層にしか求められなかったことが、全ての人に求められるようになっているのです。
(Title photo by Lucie Bluebird-Lexington )