占いやセラピーやコーチングやカウンセリングや潜在意識などの使い方

精神世界

機能的に分けると、こうしたツールは大きく二つの機能を持っています。とにかく癒やしと笑いがほしいのか、さらなる成長や現実に変化を起こすための何かが欲しいのか、というのが重要な所です。あとは自分が何を欲しいのかをよく考えて選ぶことです。

[section label=”癒やし?霊感?” anchor=”HoS”]

各種メンタルツールの機能

機能でわけるとだいたいのものは1と2の機能を持っています。

1.自己受容と癒しを促進する機能
2.新しい視点と自己変容を得る機能

誕生日からデータを出すタイプの占いは、1が得意です。カウンセリングは過去の感情の癒やしを重視しすることが多いようなので、1が得意なケースが多いでしょう。

一方、具体的な計画を診断して新しい情報を出すタイプの占いは、2が得意です。コーチングは目標達成を重視するようなので、2を得意とするケースが多いでしょう。

機能という意味では、現在地の診断というものもありますが、これは未来を見るにせよ過去を掘り下げるにしても基本になる所なのでどちらにも共通しています。どんな未来イメージに向けて進んでいるのかで現在の行動が決まります。逆に、現在の自分にどんなセルフイメージを持っているかでどの過去から影響を受けるかが決まるからです。

太りたくないと潜在意識レベルで決めている人は、食べなさすぎることはあっても食べ過ぎることはありません。5年後に量子的飛躍をすると決めている人は、努力と思わなくても自然と色んな準備を積み重ねていくものです。

「自分は素晴らしい」という現状把握が中心の人は、過去を振り返った時に「いい思い出」ばかり探してきてしまいます。過去の体験からどう影響されるかを選んでいるのは現在の本人です。気分よく過ごしたいなら、不幸な出来事は再発防止の意味での対策だけやってさっさと忘れるのが一番です。

 
[section label=”自己受容?問題解決?” anchor=”SoL”]

解決?受容?

メンタルのツールたちの機能のタイプ分けをさらにざっくりで行うと

1.自己受容ツール
2.問題解決ツール

と機能わけすることができます。

自己受容ツールは「全てはありのままでいいのだ」的な元気さを引き出すためのものです。
問題解決ツールは「現実世界の問題をどうにかする」ためのヒントを引き出すものです。

問題解決というと個別具体的問題を解決することをイメージする人も少なくないのですが実はそうではありません。クライアントが持ってくる個別具体的な問題は、たいていは本当に重要な問題ではありません。表面的な問題の奥には、より大きい問題が隠れていることがよくあります。そちらにアプローチしていくのが問題解決です。

お腹がすいている人にはまずお説教より食べ物が必要です。しかし単に食べ物を食べただけで心が満たされることはないということです。

[section label=”個人的な事例” anchor=”SoL”]

個人的に

スピリチュアル的な占いの活用という意味で印象的だった事例は、ある美人のチャネラー(巫女・神様のお告げを降ろす人)さんに「優雅なことをやるのがいいらしいっすよ」と言われた時のことです。ここで、私の頭の中にやってきたインスピレーションは「ホテルでイベントでもしよーか」というものでした。ただ、個人的にはイベントの事務局をやるような事務的スキルは持っていいないというのが自分のセルフイメージです。(その種の勤勉さは20前後の時に使い果たしました)

そこで、そもそもその手のイベントが実際にオモシロいのかどうか調査するために単なるお客さんとしていくつか遊びに行ってみました。すると、予想外にオモシロイことに気がつき、その後でいい感じのイベントを思いついたのです。思いついたイベントからは実際にオモシロイ出会いを提供することができましたし、自分側にもいい出会いがやってくるという形の主催メリットもきちんと発生しました。

スピリチュアル系のツールは特になのですが、ものすごく困った時の感情処理の窓口として使うというよりも、「とりあえずあと数ヶ月は生活できなくなる不安はない」程度に余裕がある段階で「新しい企画のアイディアの種」として定期的に脳内の畑にまくようにしておくと一番オモシロイのではないかと思っています。吉凶占いのおみくじ感覚というよりは、福袋感覚で使うということです。

シナ古典の鶏鳴狗盗の話ではありませんが、変な人から変なことを聞く時間を時々作っておくと、予想外の現実の変化が起きてしまう可能性があるということです。

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。一般論や常識に違和感がある方歓迎。

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