実は、大人が占いで遊ぶことは 「自分と全く違う意見を展開する練習」になります。つまり人間理解の改善ということに大きく役立つのです。
例えば、自分が「アルコールは悪である」派だったとしても、占いの結果が 「アルコールは善である」と出たら、それに従って言葉をつむがざるを得ません。その辺で、「自分と異なる意見・価値観」を理解するための一種の知的スポーツとして効果的なのです。
「思ってもない意見を説得力をもってしゃべる」というと、「汚い!!」と感じる人も中にはいるかもしれません。
ただ、会社勤めなどで「他人の意見を代弁する立場」を経験したことがある人なら、「自分が思ってないことを熱弁する」というのは別に珍しくもない話だと思います。
*組織の人間としてのタテマエ
*個人としてのホンネ
この二つが完全に一致することなど、オーナー経営者以外ではそうそうありません。
占いであれコーチングであれ、何かの相談に乗るということは、
「自分ができる最善案ではなく、相手ができる最善案を提案する」
ということが、多かれ少なかれ求められます。
なので、実は占いゲームは「他人の立場でものを考える練習」としても役に立つのです。