新しいことを選ぶと世界が変わる

知的に幸せに

”毎日同じことの繰り返し”という毎日をなんとなく送っていると、人間が本来もっている自分の内なる声を聞く能力(直観やインスピレーションなど)はどんどん退化していってしまいます。昨日と同じことを機械的にしていればよい状況だと、そういう能力を使う機会がなくなるからです。

「おじいさんは、山へ芝刈りへ、おばあさんは川へ洗濯へ」

これの繰り返しだと、心は老化していきます。アンチエイジングを意図したければ

「おじいさんは海へサーフィンへ、おばあさんはクラブに踊りに行く」

くらいで丁度いいです。

ところで、ここへどんぶらと流れてきた桃をひろったことで、昔話お約束のルーティンな日常だったおじいさんとおばあさんの生活に「変化」が訪れます。伝承によっては、 「桃によって若返ったおじいさんとおばあさんは、男女の交わりをして桃太郎を産んだ」というものもあります。

桃は不老長寿の象徴でもありますので、ありそうな話です。いずれにせよ、子供をえたことでおじいさんとおばあさんは大きな変化を体験することになります。

マンネリによる心と精神の老化を避けるには、意識的に「新しいことをすること」が大切です。

いつもと違う道で通勤・通学してみる。
いつもいかないお店をのぞいてみる。
友人・知人の中から”貴方が変人だと思う人”を選んで食事に誘う。
いつもいかない種類のイベントに行ってみる。
食べたことがない料理や食べ物を食べてみる。
久しぶりのお店で食事してみる

今すぐできることはいくらでもあります。なにが昔話でいう「桃」のようなキッカケになるかは食べてみないと分かりません。まずは「不安やいらだち」を抱えたまま、新しいことをしてみることが大切です。

(Photo by Rego – d4u.hu)

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。

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