働いていても働いていなくても、地位や収入に関係なく、私達は社会的にいらない存在です。ニートや生活保護も、上場企業のサラリーマンや成功した起業家も、実はいらない存在であることに変わりはありません。
世の中にはたくさんの仕事、たくさんの企業があります。が、実は「あってもなくてもいい仕事」が大半を占めています。
例えばTVがなかったら?
人生の楽しみは減るかもしれませんけど、別に死なないですよね?
TV業界そのものがあってもなくてもいい存在なのです。ものすごく見たい映画とかはDVDやブルーレイを買えばいい話ですし、暇つぶしなら他にも無限にネタがあるからです。
作家やアーティストや学者なんてのもいい例です。
例えば、もしアインシュタインがこの世界に存在していなかったとしたら?実は誰も困らないのです。
あの相対性理論はどうなるのかって??
数年後か百年後かは分かりませんが、誰か別の学者が発見したと思います。ただそれだけの話なのです。
「人間は交換可能な社会の歯車」と言われますけど実際そうなのです。同じ仕事ができる人は世の中に大量にいますから。iPadを買うとして、ヨドバシで買えなければビックで買うだけです。人間の仕事もたいていはこれと同じです。
人間の社会が成り立つために本当に必要な仕事というのは実は世の中の仕事の中のほんの一部です。
例えば
*農作物や海産物などの食べ物を提供する
*衣服や住む所を作る
*法律と軍隊を整備して「人を殺したら死刑」などのルールを社会全体に押しつける
衣食住と法律や警察などですが、これだけなら世の中全体の数%の人達で運営できるでしょう。
さらに、IT化によって昔は1000人必要だったことが1人でできるようになっています。
例えば、駅の改札、昔は人間が切符をきっていましたが今は自動改札機ですよね?
全ての業界であれと同じことがおきているわけです。高度のコミュニケーションが必要な分野やクリエイティブなことが要求される分野以外は、ロボットとパソコンがたいていの仕事をするようになります。というか、現にそうなりつつあるので、色んな業界で雇用が減っているのです。
「じゃあ人間は、働く必要がなくなって毎日が日曜日のユートピア生活になるのか?」
現状はIT化のメリットは一部の人達だけが受け取っていますが、未来の世界は実際にそういう方向へ動いていくと思います。
となると、宝くじで30億円くらいあたったとして、何をして暮らすのかって話です。
みんなが将来これに悩むようになるのですから、今から楽しく悩んでおけば大きな先行者利益を得られる可能性があります。
みんなが仕事をしてもしなくてもいい時代になるとしたら、それは「遊ばざるもの食うべからず」という時代になるということです。