真の終活とはなんぞや?

昔の日本人にとって死というものは身近なものだったと思います。縄文時代は平均寿命が20以下だったという考古学的な推測があります。平安の都には死体があふれていました。明治大正には、生活のための人身売買が普通に行われていて、売られて行った人達の多くは若くして亡くなっていきました。先の第二次大戦の時代、多くの若者が日本を守るという大義のために死んでいきました。

特攻隊の遺書などを読むと、『これを読んで泣かない奴は人間にあらず!』というレベルの熱い言葉がつづられたものがたくさん残っています。

もちろん特攻のような自殺攻撃というのは統率の外道であって、このような作戦は二度とやるべきではありません。一人の人間を育てるには膨大なコストと時間とエネルギーを必要としてます。それを消耗品として使い捨てるのはあってはならないことです。ロボットのような人間はともかく、血の通った熱い思いをもった人間を育てるには長い年月とたくさんの人間の力が必要だからです。

ただ、大義のため、自分の身近な人達のために命を捧げるということを行った人達がたくさんいた。大義に生きるという物語に生きた人達がいたこと。その歴史的事実はしっかりと見つめておくべきだと思います。特に精神世界とか自己啓発とかが好きな人は、アドラーやカーネギーの前にまずは特攻隊の遺書を読んだり、クリントイーストウッドの硫黄島をテーマにした映画を見たりしたほうがいいと思います。

なぜなら『人間は必ず死ぬ』からです。この原則に例外はありません。人間は必ず死ぬのです。

しかし、日常の忙しさの中では、『いつか死ぬというのは知ってるけど、自分の事としてはちゃんと理解していない』ということになってしまいがちです。古くは在原業平も『ついに行く 道とはかねて 聞きしかど 昨日今日とは 思はざりしを 』(人間死ぬってのは知ってたけど、まさか今日明日で自分が死ぬとは思ってなかったぜ)とうたっていますが、人間の本性というのはそういうものなのです。

だからこそ大義のために死んでいった人達の物語は、定期的に学ぶべきだと思う訳です。そうすることで、自分の仕事や家庭のことだけを考えて生活できる現代的日常というものが、いかに貴重なものかということを体感することができるからです。そこに体感として意識がいけば、モチベーションがわきませんというお約束の悩みとサヨナラできる人は少なくなくいると思います。明日死ぬかもしれないと思ったら、『やりたいことをやらない。』ってありえないからです。

死を考えるのというのは死ぬためではなく、毎日をより輝かしいものにするためにこそ役に立つ作業です。墓石を買うことや死んだ後の葬式の手配をしておくことが終活ではありません、死を思っていかに生きるかを考えることこそが真の終活なのです。

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