【名言系かぐや姫】宝はいつも足元にある

かぐや姫は、「月からきたお姫様が月へ帰っていく」いう有名な話ですが、冒頭は「竹取りのおじいさんが竹林でかぐや姫を見つけ、その後金持ちになっていった」という話で始まります。

これ、「宝は、いつも足元に落ちている」という視点で読むこともできます。

別に唐天竺までお経を求めて修行にいったわけではなく、おじいさんにとっての竹林という「いつもの場所」で お姫様という「異世界の宝物」を見つけたという話ではじまるからです。

その後は「竹の中から黄金の竹を見つけるようになって、お金持ちになっていった」という風に続くのですが、やはり「宝は自分の世界に隠れている」という話になります。すこしSF的に解釈すると、かぐや姫という別の世界のお姫様が竹林からやってきたということで、異世界との扉が竹林に開いたと読むこともできます。一度「新しい世界との扉」がつながってしまえば、「単なる日常が宝の山」になっていくというのは、実は日常的にもよくある普通の話です。

例えば「小説を書きたい」と思うと「なんでも小説ネタになる」とか、「ビジネスやコミュニティを立ち上げたい」と思うと 「出会うものがなんでもネタに見えだす」みたいなのと似ていて、「新しい視点という宝のスイッチ」が入ると 「全く同じ世界に、宝が降ってくるようになる」のです。翁は「可愛いお姫様」を見つけたことで、いつもの竹林から黄金を見つけられるようになりました。小さな変化がひとつあると、日常世界が宝の山になる可能性は常に残されているということです。

 

※参考 竹取物語 (原文)

今は昔竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて、竹をとりつゝ、萬の事につかひけり。名をば讃岐造麿となんいひける。その竹の中に、本光る竹ひとすぢありけり。怪しがりて寄りて見るに、筒の中ひかりたり。それを見れば、三寸ばかりなる人いと美しうて居たり。翁いふやう、「われ朝ごと夕ごとに見る、竹の中におはするにて知りぬ、子になり給ふべき人なンめり。」とて、手にうち入れて家にもてきぬ。妻の嫗にあづけて養はす。美しきこと限なし。いと幼ければ籠に入れて養ふ。竹取の翁この子を見つけて後に、竹をとるに、節をへだてゝよ毎に、金ある竹を見つくること重りぬ。かくて翁やうやう豐になりゆく。 (wikisource より)

※この場合の古語「美しい」は現代語「カワイイ」ですのでご注意ください。古語と現代語は意味が微妙に違うものが時々あります

 

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