おひつじ座の神話
ポイオティア王の息子、プリクソスとヘレの双子が、継母の悪巧みよって、生け贄にされそうになります。すると、ゼウスは金の羊を遣わして二人を助けました。
羊に乗った二人はコルキスへと逃げますが、妹のヘレは途中で海に落ちて死んでしまいます。なんとかコルキスにたどり着いたプリクソスは、感謝の印としてゼウスに羊を生け贄として捧げました。
そして時が流れ、伝説の存在となったこの羊の皮を手に入れようと、イアソンがギリシャ神話の名だたる英雄達を集めて乗り込んだのがアルゴ船です。これがおひつじ座のもうひとつの物語になります。
星占いのおひつじ座の一言イメージ
威風堂々(いふうどうどう) 勢いと移動力のある強さ
コメント
金の羊の物語の場所であるコルキスは、地域的には黒海の東の端のほうで、現在のグルジアにあたると言われています。この地域はワイン発祥の地の有力候補としても有名で、日本で言う縄文時代からワインを作っていたそうです。