この記事ではオラクルカード・タロットカードの使い方を初級編から上級編までに分類して説明します。
初級編の使い方
初級編の使い方としては、つぎの3つがあります。
1、カードの解説書をつかって、「ただ読むだけ」的な方法
2、丸暗記した意味を使って「この意味です」と読むだけという方法
3、思いつきで口からでまかせで言うだけという方法
これらは別に悪い方法ではありません。最初は誰しもこの3つのどれかからスタートします。
中級編の使い方
中級編の使い方としては、初級編の使い方に「深いところからやってくる直観」のようなものがプラスされてくるようになります。
1であれば、「ほぼ解説本に書いてあることを言われてるだけの割には、えらく響くなあ」という風に進化していくわけです。3であれば、「好き勝手にしゃべってるように見えるけど、良い感じの情報が得られるなあ」という状態になります。カードと使い手のシンクロ率が上がってくるのと同時に、深みが出てくるということです。
上級編の使い方
上級編の使い方としては、神々や見えない宇宙のエネルギーや気といったものを感じてコトバ化するというものがプラスされます。いわゆるチャネリングなどと呼ばれるものです。
とあるチャネラーさんとの笑い話があって
「最近、オラクルカードを使う人が増えたけど、40柱も別の神様とつながるって大変だよねー。私なんて、ある程度決まった神様としかつながれないわ」
「いや、いちいち女神様を召喚して使ってる人なんてほとんどいないから」
というのがあります。
上級編のほうの使い方は、できる人にしかできないのでレアなのですが、やってる人からすると「え?それが普通じゃないの?」ということになるので、「最近、みんなすごいねー」という誤解につながったわけです。
タロットのほうで言うなら、「タロットの象徴するエネルギーを呼び出し」というチャネリング的なノリのことをやっている人もいれば、「いや、カード自体はあくまでただの紙の印刷物ですから」とエネルギーワーク要素はなしでやっている人もいます。
まとめ 濃い使い方、薄い使い方
オラクルカードやタロットカードには、初級と上級、より正確には、濃い使い方と薄い使い方があるということです。
宗教との関わり方に、「葬式は一応仏教でやるけど、菩提寺どこか覚えてない」という薄い感覚の人と、「毎朝毎晩必ず仏壇で念仏を唱えている、生活の中に仏の教えをいかそうと日々生活している」という濃い感覚の人がいるのと似たようなものです。
別に濃いと薄いで、どちらが良い悪いはありませんが、濃い使い方をしたいなら濃い使い方を、薄い使い方をしたいなら薄い使い方を、それぞれ練習する必要があります。両方の使い方を行き来するならケースバイケースで切り替えることが必要です。