これから10年後に今の仕事があるのかないのか?

エッセイ

強みを活かして仕事をしたいとか、自分らしく仕事をしたいなどを考えるのであれば、自分軸という視点と同じように社会がどうなるという社会軸の目線も必要です。

よくビジネス雑誌に特集されますが10年後になくなる仕事はなにか?という予測を立ててみましょう。

一番カンタンなフレームワークを使うなら

1.機械でもできそうな仕事↔機械化は不可能な仕事
2.日本人でなくてもできそうな仕事↔日本人にしかできない仕事

という軸で予測を立てれば良いです。

例えば、寿司職人は「日本人であることに意味がある×人間がにぎってくれるから意味がある」なので生き残る確率は高いと思います。逆にスーパーのレジ打ちとかは「日本語能力なくてもできる×下手したら自動化できる」なので生き残る確率は低いと思います。

機械化ができるできないの目安としては、「ルーチン作業な繰り返し」があるかどうかです。マニュアル通りに動けばいいもの、決まった手順でやれば実はサルでもできること、これらは全て機械化できる可能性があります。逆に、人間関係の泥臭い部分を必要とする仕事、新しい発想が必要な仕事、「決まった作業の繰り返し」にできない作業は機械化に適しません。

さっきの二つの軸で予想すると外さない理由としては

世の中全体の大きい流れとして機械化が進んでいる(例 駅の自動改札とか)
世の中全体の大きい流れとして国際化が進んでいる(例 インターネットとか)

という二つの流れが21世紀を象徴するものだからです。だからこそ

機械には逆立ちしてもできない、人間だからこそ発想・スキル
他の文化圏の人にはできない、日本人ならではの発想・スキル

を意識しておくことが必要になるわけです。

で、古事記(日本神話)の物語くらい読んでおきましょう。(藤原系の政権が編集したコンテンツが嫌なら、古語拾遺(忌部氏伝承)とか先代旧事本紀(物部氏伝承)でもいいけど。)

という話になるわけです。

日本人ならではの発想を身につけるためには、神話や歴史を一通り知ることが最短ルートだからです。

 

nakajima oumi

nakajima oumi

シンボルと精神世界の研究家。 「キレイはキタナイ、キタナイはキレイ」。日本文化と欧米文化は異なるからこそ面白い。

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