例え話の作り方・組み立て方

「例え話」で語ると伝わりやすくていいよ、という話があります。確かにストレートに本当のことを言うだけでは理解してもらえないことは多いので、例え話で説明するというのはビジネスでも恋愛でも非常に重要なスキルです。古くはイエス・キリストなども例え話で語るという説教を得意としていました。

さて、例え話を作るために最も重要なスキルは会話やスピーチのテクニックなどではなく、 「抽象度の変換」ができるスキルです。ここを磨けば、世界的アーティストのように数百万人の信者ができるかはわかりませんが、「話が上手ですね~」という評価はあちこちでもらえるようになります。

抽象度の変換とはこういうことです。

1.相手に伝えたいことの本質・構造を抽象化する (抽象度の変換。一言で言う。)
2.抽象化した本質を相手の世界にあわせて具体化する (抽象度の変換。ストーリーで説明する。)

これが話が上手な人の頭の中で超スピードで行われている内容です。

例えば、「これからは物作りではなくコンテンツやソフトの時代だ」と言いたいとします。

コンテンツの時代という話は何が言いたいのかというと、「ソフトの力が全てを決める」みたいなことが言いたいことの本質なわけです。(これが抽象度の変換)

問題は 「コンテンツやソフトの時代だ」「ソフトの力が全てを決める」といっても、この文脈の話を知らない人には全く通じないことです。

そこで、「ソフトの持つ力って具体的に何?」という具体的なイメージができる例え話を持ってくる必要があります。

ソフトの力はすごいということを語るための例としては、「アニメを見るために日本語を学ぶ」という海外のオタクが存在するという話をすることができます。アニメの海外での人気という話はいい例になるということです。これは日本人の洋画ファンが「原語で映画を見るために英語を学ぶ」のと同じ構図です。(これが抽象度の変換)

そういう話をすると「ハードじゃなくてソフト(コンテンツ)が大事だよね」という話にもっていきやすいわけです。

マンガ雑誌って「好きな漫画が連載されているか?」という「コンテンツ(中身)」によって買う買わないが決まりますよね?コンテンツビジネスの時代になるというのはそういうことなわけです。

というのを踏まえて「これからはコンテンツやソフトの時代だ!」という説明をするためのストーリーを組み立てると

1.「『コンテンツ=ソフトが全てを決める』(言いたいことを一言で言うと?)
2. 「日本アニメ」を見るために日本語を学んでる人達がいる (たとえ話)

というのが話の流れになります。

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