うお座の神話
美と性愛の女神アフロディテと愛の神エロスは常に二人で一緒でした。神々の宴会の時も同じです。
ところで、そこに怪物テュポンが襲ってきます。神々は思い思いに姿を変えて退散します。
エロスは、魚に姿を変えて逃げますが、アフロディーテも魚に姿を変えます。そして、離ればなれにならないように尻尾をリボンで結びつけて逃げました。
その姿が星座になったのが魚座と言われています。
(別の神話では2匹の魚がエロスとアフロディーテを背負って逃げたとも言われます)
星占いのうお座の一言イメージ
水滴石穿(すいてきせつが) 水が石をけずる とても柔らかい強さ
コメント
余談ですが、魚は「愛」の宗教であるキリスト教のシンボルマークとしても使われます(イクトュス)。古い日本語では「連理の枝、比翼の鳥」という言葉が「仲の良いカップル」の形容詞だったりしますが、ギリシャ神話だと「尻尾をリボンで結びつけた魚」になるようです。これはこれでとてもロマンチックです。