ヒーリングノート 解説コンテンツ

このノートはからだを癒すにあたっての「基本の型」をベースに枠組みを設定しています。

1.主題
気になるところを絵と文字で書きます。これは、整体院などでの会話であれば「気になるところありませんか?」と患者さんが先生から聞かれる部分です。自分が主観的に気になることを書く部分です。

この質問に答える事で、自然と自分の身体を上から下まで観察することになります。観察するのが最初の目的です。見るという作業は癒すことにつながっています。

今日の癒しの作業の大きなテーマを決める部分となります。

2.確認用
主観的な情報だけでは、「あれ?」という見落としは常に起こります。人間は間違える生き物だからです。そこで、実際にボディーを動かしてからだの可動性を観察することを行います。これは客観的な情報をとろうとするイメージです。

可動性というのは「なめらかさ  反応速度  可動域」の総合です。

例えば腕がどこまで無理なく上がるかといった視点が可動域、反応速度は動かそうと意志してから動くまでの時間の速さ、なめらかさは動かした時のスムーズに動く度合い、となります。

からだの動きを観察するというのは見た目に分かりやすいのが特徴です。

動きの例として「上下伸縮」「左右回転」「重心移動」とノートに書いてあります。

これは例えば

上下伸縮ー脇腹が伸びたり縮んだりする動作
左右回転ー身体を左右にねじる動作
重心移動ー立った状態で腕を前後に振る動作(重心が前後に移動する)

などをさします。

こうした「動き」と「身体の部位」を組み合わせれば、色んな動作を発想することができます。痛みが発生しない範囲で色々試してみましょう。なお、筋トレやストレッチとは異なりますので痛い感がでてくる3歩手前くらいでやめるイメージで動作を試してみてください。

なお、「歌をワンフレーズ歌う」などでもOKです。(声を出して録音しておくのもよいでしょう)

要は観察力がそこまで高くなくても「からだの動きのビフォーアフターが分かること」をやってください。

胴体を骨盤から左右にねじる動作などは「左にどこまでいくか、右にどこまでいくか」などをチェックしやすいと思います。

 

3.アプローチ
「どこどこが痛い」と思っていても、必ずしも気になるところが「原因」とは限りません。なので、アプローチ対象は「主題」とは別の枠にしています。「主題」のために、今日はどこどこにアプローチするというものになります。(慣れたら省略可)

4.ヒーリング内容
こちらは好きな方法で、「何をやったら」「どうなった?」がわかるように記録しましょう。

あまりに細かく書くと大変なので

「上腕」を対象に、「こんなこととこんなこととやった(複数まとめ書きでよい)」、すると「こんな結果がでた」

という程度のことを書いていきます。

例として呼吸法でアプローチするなら

「目」「やや動きが悪い」 、「こういう呼吸法をした」、「動きがよくなった」

みたいな書き方をします。

整体的な感じなら

「目」「やや疲れ気味」、「どことどこにタッチした」、「ゆるんだ。目が開いた」

みたいな書き方でもよいでしょう。あとで自分が分かる程度でよいです。

※効果なしの場合は「効果なかったと感じた」と素直にその時に感じたことを書きます

2.確認用
最後に2に戻って、同じ動作をつかって身体を観察します。変化があるかと、主題が改善しているかと、確認します。改善が見られれば成功です。

もし全く何も改善が見られなければ、何かが失敗していますので記録をふまえてまた実験してみましょう。

※ヒーリング参考資料

ボディーへのシンボルでのヒーリングを整体の先生と一緒にやっている動画集です。(中嶋は聞き手側で出てます。)

これは「観察→シンボル選んで見せる→観察」という型でやっているサンプルとなります。

 

なお動画では分かりやすさ重視で、

「この関節にはこのシンボル」

みたいな表現をしていますが

実際は、どのシンボルも色んな関節に作用します。実例集として研究してみてください。

動画集はこちら

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