本歌取り(パロディー)発想は面白い

和歌の世界には本歌取り(パロディー)という技法があります。一言で言うとマンガの二次創作みたいなものです。これを使って遊んでみたのが下記。

「月見ての 後の心に 比ぶれば 昔はものを 思はざりけり」

※月=真我=自然体な自分=生まれてきた意味などと解釈してください。月は悟りの象徴としてもよく詠まれました。

元ネタの古歌は最初の7文字を「あいみての」にして調べれば百人一首にのっているアレと分ります。一応「有名なネタ」を使って「元ネタがわかるように」というのが本歌取りをする時の昔の人のアドバイスでありますが、元ネタが分かりそうな人が周囲に少ない場合は、そんなに大真面目にやらなくてもよいでしょう。

上記の和歌をさらに現代語っぽくすると

「みっしょんに 目覚めた後に 比べれば 昔の悩みは どれもお気楽」

って感じですかね。

昔の本歌取り(パロディ)のの例だと

「心だに 誠の道に 叶いなば 祈らずとても 神は守らん」(菅原道真作と伝えられる)
「心だに 誠の道に 叶いなば 守らずとても こちはかまわん」(一休禅師)

が有名な例の一つです。

もともと、実は詩歌や和歌には興味が薄めの人生を送ってきたのですが、ある時に「現代語と古語を混合して和歌を詠んでいる友人」を見て「日本男児たるもの和歌くらいよめなくてはいかん(笑)」とミーハーにあこがれたのが少しは勉強してみようかと思ったキッカケです。

最初は「和歌の講座とかないかな?」と思ったら、その当時、全く見つからず・・・、仕方ないので「まずは先人の真似!」と万葉集を買ってきて読み始めました。面白いと思ったのだけ読んでいるので全文通読はしていません。新古今ではないのは単に好みです。「万葉集は男らしくてかっこいい」みたいな話をどこかで聞いていたので素直に影響されたわけです。

「賢しみと 物言ふよりは 酒飲みて 酔ひ泣きするし まさりたるらし(万葉集)」

のような「頭良いことしゃべるより酒飲んで泣くのが一番」みたいな「酔っ払い万歳(笑)」な歌とか、笑えるものもあって意外に楽しいのです。

これはパロディーするなら

「賢しみと 物言ふよりは 酒飲みて 大笑するに まさりたるらし」

でしょう。

 

さて、元ネタの一部だけ入れ替えて新しくする発想は実は何にでも使えます。

このサイト(ワードプレス)の名前にも神聖物語構造学とつけていますが、これは「物語理論+心理+Spiritual」でこういう変な名前つけて遊んでいます。元ネタのひとつは「幾何学+形而上学+Spiritual」で神聖幾何学という変な学問があるのを参考にしたのですが、元ネタがマイナーすぎて分る人はほとんどいないのが欠点かもしれません。

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